はじめに
販売業の保険には店舗休業補償保険・利益総合保険・施設賠償責任保険・店舗火災保険・企業向け地震保険・PL保険などが考えられます。販売業も施設を維持してお客様に商品を販売するという業務を行っている以上何らかのリスクに遭遇してしまう可能性が高くなります。そのリスクを補償していく保険を用意しています。
店舗休業補償保険
店舗休業補償保険では店舗が火災や地震などで長期間の休業を余儀なくされます。その間に何千万円・億単位の売り上げの減少も考えられます。その売上減少という損害について補償をしていきます。いでしょう。その他店舗営業のための仮店舗の賃料・店舗復旧のための工事費用・商品仕入れの割り増し分などについての補償も行っていきます。
利益総合保険
利益総合保険では店舗が火災や地震などで休業した場合の逸失利益について補償されます。店舗を通常通り営業できていれば得られたであろう利益分についての補償を行っていきます。また従業員の給料などのコスト分の補償も行っていきます。
施設賠償責任保険
施設賠償責任保険では営業を行っている店舗や本社または営業所などの施設・設備・備品などの管理の不備もしくは従業員の仕事上のミスなどで第三者の方を傷つけた・財物の損傷などを負わせた場合の損害について補償をしていきます。エスカレーターなどの故障によってお客様にけがをさせた場合などが考えられます。
店舗火災保険
店舗火災保険は店舗や本社などが火災で営業をできなくなってしまった時の建物・設備・施設・備品・商品などについて損害の補償をしていきます。火災などで設備が故障してしまった・備品が消失してしまったなどの場合が考えられます。
企業向け特約付地震保険
企業向け地震保険では火災保険でカバーできない部分を補償していきます。地震での備品の損傷などから・地震から派生する火災・津波・洪水などによって生じた損害の補償をしていきます。基本的に地震保険の特約で保障されることが多いです。このような場合に備えて火災保険と地震保険の両方に入っておくことも得策といえます。
PL保険
PL保険では店舗の販売者が取り扱った生産物が原因で第三者がけがをしたり食中毒などを起こしてしまった場合に損害の賠償をしていきます。日本企業は食中毒への危機管理が甘く大半の方はこのような保険に加入をしていません。そのようなケースで損害が起こってしまうと賠償などで会社の存亡問題に関わります。その際のリスクを想定して保険に加入しておくことをオススメします。
まとめ
販売業の経営者にとっては経営ができなくなる・仕入れ先が倒産するなどのケースが身近に不安のあるところといえます。ただ地震や火災などで営業ができなくなってしまった時の対策も重要です。店舗の修繕費用・仮店舗での出店費用・従業員の給料・通常であれば得られた利益が入らないなどのケースになります。そのような時のことを考えると保険に加入しておくことで損失を最小限にカバーできます。
店舗も長期間行っていると経営面・施設面でのトラブルだけでなく地震や火災などの天災事変で営業ができなくなることも考えられます。またあなたの店で製造・販売された商品でお客様が損害に遭われたときも賠償の責任を取られることがあります。そのようなことを考えていくと店舗休業補償保険・利益総合保険・火災保険・地震保険などへの加入も重要になりそうです。特に営業をしていく上で重要な保険への加入はしておくようにしましょう。
