法人保険の主な4つのメリットをわかりやすくまとめました。

はじめに

法人保険には、①節税効果が高い。②緊急の予備資金を貯めることができる。③決算直前でも行えるものがある。➃節税をしながら保障を受けられる。 ここでは法人保険の主なメリット4つを紹介します。

節税効果がある

法人税の節税の際は損金にあたる経費を削減して利益を縮めることです。従業員の福利厚生・社用車・勉強会などに充てることで経費扱いにして利益を減らすことができます。一例として社員旅行の場合は半数以上の方が参加して4泊5日以内の場合は経費として認められる傾向があります。

法人保険はその種類によって全額経費、2分の1損金、3分の1損金などがあります。全額損金の種類もあり、節税効果を期待できます。

ただ、昨年以降節税効果はかなり薄れてきました。

緊急の予備資金を貯める

会社経営をしていると何度も現金がなくて不安になった時期が出てきます。大規模な従業員グループの造反・取引先とのトラブルで数字が落ちるなどのケースも考えられます。そのような時に解約返戻金があるといざという時に資金が戻りますので経営面でのプラスがあります。解約返戻金は保険を解約することで戻ってきます。ただこの返戻金は解約する時期によっても異なります。数年以内の早期や55歳以上とかの比較的高齢になってしまうと返戻金は少なくなりますので注意が必要になります。

決算直前でも行える

法人保険は決算直前でも行うことができます。税理士との商談で今期は利益は出そうだとなった時に短期で加入することができます。決算日2週間前くらい前でも加入は可能といえます。ただ法人保険の場合は健康診査などもありますので時間を少し要します。

節税と保障を両立できる

法人保険の加入で経営者の万一などのための保障や退職金準備などの従業員の福利厚生にも活用することができます。将来の退職金を準備しようと思っても銀行預金などいつでも引き出せるものだと貯められないという経営者の人も多いと思います。退職金準備は特に法人保険を使うとメリットが多くなります。

税金面・円滑な事業運営・福利厚生などの面で法人保険にはメリットがあります。解約返戻金はどの時期で解約するか、会社の数字が一時的もしくは恒常的な黒字なのかの判断をしてから加入することが大事になります。

まとめ

法人保険には、①節税効果がある。②緊急の予備資金を貯めることができる。③決算直前でも行えるものがある。➃節税をしながら保障を受けられる。 主に4つのメリットがあります。法人保険には、節税効果はない、とか、節税保険は販売できなくなったという情報もありますが、まずは、この主な4つのメリットを理解しておいて下さい。